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杜仲は中国の「神農本草経」に「上薬」として納められている中国西南部原産の樹高20mにも達するトチュウ科の落葉高木トチュウの樹皮です。漢方では「肝や腎の機能を高め、陰気を去り、精をつける」としており、日本へは10世紀の平安時代中期に不老長寿の高貴薬として伝来したと言われている。日本では杜仲の樹皮は医薬品成分に指定されているが、葉を乾燥し、煎じたものが杜仲茶としてよく知られている。現在、杜仲葉の抽出濃縮エキスは高血圧症の予防する特定保険用食品として販売されている。
杜仲葉エキスにはゲニポシド酸やピノレジノールジグリコシドなどの配糖体やグッタペルカが含まれている。
ゲニポシド酸は吸収されると副交感神経を刺激し、末梢動脈血管を拡張して、血流の抵抗を減少させ、血圧上昇を抑制する。
ピノレジノールジグリコシドには末梢血管の拡張、血行障害の改善、リウマチや神経痛の症状改善、利尿作用のほか、発癌の原因となるDNAの損傷を修復する作用などが認められている。
グッタペルカは粘質性のゴムのような銀糸状物質で、胃壁の保護、毛細血管の強化、発毛促進、歯茎を丈夫にするなどの機能を持っている。
また、杜仲葉にはコラーゲンの新陳代謝を促進するタンパク質やカルシウム、亜鉛、マンガン、リン、カリウムなどのミネラル類やビタミン群、カテキン類、ケルセチンなどをバランス良く含まれている。