![]()
マメ科の一年生植物の種子で、そのまま煮豆にされるほか、豆腐、湯葉、揚げ、納豆、味噌、醤油、豆乳等に加工されたり、大豆油の原料に利用されている。
| イソフラボンの成分比率(%) | 原料 | |||
|---|---|---|---|---|
| 発酵大豆 | 発酵大豆胚芽 | 大豆 | 大豆胚芽 | |
| ゲニステイン | 52 | 7.8 | 1以下 | 1以下 |
| ダイゼイン | 42 | 75.9 | 1以下 | 1以下 |
| グリシテイン | 6 | 16.3 | 1以下 | 1以下 |
| ゲニスチン | 1以下 | 1以下 | 53 | 13 |
| ダイジン | 1以下 | 1以下 | 41 | 50 |
| グリシチン | 1以下 | 1以下 | 6 | 37 |
| A社素材 | B社素材 | |||
臨床試験の文献から推測すると、ある程度の効果を得るための1日最低摂取量はイソフラボン配糖体で40〜50mg程度(日本人の食事から摂る量は20mg/日程度)と考えられるので、イソフラボンアグリコンとしては24〜30mg(日本人の食事から摂る量は12mg)に相当する。従って、不足するイソフラボンアグリコン12〜18mg/日程度を補うことが必要。
結合能がα型エストロゲン受容体(ERα)に弱く、β型エストロゲン受容体(ERβ)に強いゲニステインを適量含有する健康食品は骨粗鬆症や更年期障害、アルツハイマー、動脈硬化、前立腺肥大・癌、乳癌、子宮癌の予防効果が期待される。更に、血流改善作用や免疫賦活作用などがあるので、加齢変化への予防にも期待できる。
動脈硬化の元凶とされるLDLコレステロールの酸化を抑える作用がある。試験管中にLDLコレステロールと銅イオンを共存させ、ゲニステイン、ダイゼイン及びゲニスチン(配糖体)がどの程度LDLコレステロールの酸化を抑えるかを見た試験で、ゲニステインは少量でも強い効果を示す。(下図参照)

1%のコレステロールを混ぜた餌を食べさせたウサギにK社のソイアクト−F及び大豆イソフラボン(配糖体)を4週間食べさせ大動脈の硬化面積を測定した結果、ソイアクト−Fを1%、0.33%で優位に動脈硬化を抑制した。(下図参照)

培養液中に移植された癌細胞の増殖率を50%阻止(IC50)するのに必要な大豆イソフラボン濃度を調べた試験です。アグリコンの方が配糖体に比べて強く、アグリコンの中でもゲニステインの方がダイゼインに比べ強い効果が認められる。(下図参照)
| IC50(μg/ml)=増殖を50まで抑制するのに必要なμg | ||||
|---|---|---|---|---|
| アグリコン | 配糖体 | |||
| ゲニステイン | ダイゼイン | ゲニスチン | ダイジン | |
| 胃ガン(HSC-45M2) | 7.1 | - | 18.0 | - |
| 大腸ガン(HCC-44B2) | 11.5 | - | 33.0 | - |
| 乳ガン(MDA-468) | 6.5 | 34.0 | >100 | >100 |
| 乳ガン(MCF-7) | 12.0 | 28.0 | >100 | >100 |
卵巣を摘出したラット(女性ホルモンのエストロゲン分泌が無いラット)に6週間ゲニステイン及びダイゼインを50mg/kg/日与え、ケイ骨の骨密度を測定。ゲニシテインの方がダイゼインより強い効果が認められる。(下図参照)

K社のソイアクト−Fとシイタケ菌糸体抽出物の免疫賦活相乗効果を見た試験です。ソイアクト−FはB7.1(T細胞を活性化する補助因子)の発現量を増加させる。(下図参照)

エストロゲン受容体は全身の臓器・組織に分布していますが、乳腺、子宮、卵巣、睾丸、腎臓、副腎、視床下部、脳下垂体などに多く分布するα型受容体(ERα)と、皮膚、骨、脳、血管、肺、前立腺、膀胱などに多く分布するβ型受容体(ERβ)の2種類が知られている。大豆イソフラボンの結合能はERαに弱く、ERβに強く、ゲニステインの方がダイゼインより強く結合する。(下図参照)
| 成分 | ERα | ERβ |
|---|---|---|
| 17βエストラジオール | 100 | 100 |
| ゲニステイン | 4 | 87 |
| ダイゼイン | 0.1 | 0.5 |
大豆イソフラボンの結合能がERαに弱く、ERβに強いと言う事は、骨や脳、血管、前立腺などに作用しやすく、骨粗鬆症や更年期障害、アルツハイマー、動脈硬化、前立腺肥大、前立腺癌などの予防効果が期待される。一方、乳腺や子宮などに対しては、エストロゲンや内分泌撹乱物質の様に作用せず、むしろエストロゲンの作用を抑制し、乳癌や子宮癌の予防効果が期待される
人にK社のソイアクト−F 80mgを飲んでもらい2時間後に血液流動性を測定する試験です。対象者(9名)全員2時間後の血流改善効果が認められる。(下図参照)


更年期症状を有する女性にK社のソイアクト−F 40mgを3ヶ月間飲んでもらい診断したところ、顔のほてり、発汗、腰や手足の冷えなどの血管運動神経症状に顕著な改善効果が認められる。しかし、イライラ感や憂鬱感などの精神神経症状には比較的改善しにくい傾向が認められた。(下図参照)